高校野球が真っ盛りです。
いやしかし、この暑い中、大変だよね、、。
高校野球と言えば、
勝ったチームは校歌を歌えるのですが、
高知中央高校の校歌が爽やかで卒業ソングみたいだと
話題になっています。
作詞作曲は高知出身のシンガーソングライター・矢野絢子さんということですが、
慌て者でよく漢字を読み間違える僕はすっかり矢野顕子さんだと思ってしまって。
矢野顕子さんは、今年3月に亡くなった、坂本龍一さんのもとの奥さんで、
シンガーソングライター、「春咲小紅」とか、よく聴きました。
でもね、この校歌だけど、
どうも、矢野さんっぽくないよねと、
「春咲小紅」とはさ、全然違うじゃん。
ははあ、きっと校歌だから、いつものような感じだと
まずいと思って、おとなしく作ったのかな。
でも、矢野さん、高知県出身だっけ?
まてよ、なんか変だなと、、
よくよく見たら、
あれれ?
矢野顕子(やのあきこ)さんじゃなくて矢野詢子(やのじゅんこ)さんでした。
でもさ、僕でなくても間違えるよね、似てるもんね。
>なに言ってんのよ、そんな間違えあんただけでしょ!

( こちらが、矢野詢子(やのじゅんこ)さん )

( で、こっちが矢野顕子(やのあきこ)さん 雰囲気全然違うよね )
そういえば、南こうせつさん作曲の校歌もいつだったか甲子園に流れたよね。
大分県の明豊高校の校歌「明日への旅」
作曲は南こうせつ、作詞は奥さんの育代さん。
有名アーティストの作詞作曲の校歌は結構あるんですよね。
小田和正さんの横浜創学館高校校歌「遥かな想い」とか、
レミオロメンの 山梨県立笛吹高校、とか、
つんく♂さんとか、大黒摩季さんとか、さだまさしさんとか。
でもね、僕の一押しは、
ユーミンが作詞作曲の 五島列島の長崎県立五島高校奈留分校
(現在は長崎県立奈留高校)の校歌「瞳を閉じて」です。
この効果はユーミンのラジオ番組に同校の女子生徒から奈留分校に合った
校歌を作ってほしいとの手紙が来てそれにユーミンが応えたのです。
この島の分校の生徒は卒業して長崎市内や福岡に就職してしまう人が多くて
もう、みんなに会えない、、せめて卒業の時校歌を歌って送り出したいと。
だって、今みたいにスマホなんかない時代だったし。
さすが、男気のユーミン(ごめんなさい)
早速曲を書いて送ったのです。
遠いところへ行った友達に
潮騒の音がもう一度 届くように ♬
泣けますよね、、。
これは僕の勝手な想像ですけど、
ユーミンに手紙を送った女子生徒は、
大好きな上級生がいて、でも
卒業したら彼は島を出て長崎で働くことが決まっていて、
もう、会えないかもしれない、、、。
せめて、自分の思いをのせた校歌で送ってあげたい。
今の校歌は長崎の本校の校歌で全然なじみはないし、しっくりこないし。
ということで、勇気を振り絞ってユーミンに手紙を送ったのだと、思います。
でも、残念なことに今はなぜか校歌ではなく
「愛唱歌」という位置づけになっています。
理由は良くわかりません。
これも僕の勝手な想像ですが、
教育委員会の偉い人とかが、
「 馬鹿者!こら!こんなものは、校歌にふさわしくない、
校歌はもっと質実剛健でなくてはいかん こら! 」
とか、県庁の偉い人からクレームが入ったのかもしれません。
「 勝手に校歌を作るな、担任は何やってんだこら! 」
とかね。
あくまで僕の想像ですけど。
まあね、1774年当時では斬新すぎたのかもしれません。
でも、校歌は生徒たちのためにあるので、先生方や、教育委員会や
県庁や、、大人のためにあるのではないんだよ〜ん。
( 荒井由実 「瞳を閉じて」 )
泣けてくるね、、、。