2014年03月10日

ソチ冬季パラリンピック


・・・パラリンピックを見ていて、「分別」ということを
考えたので、その事を書きます・・・

狩野選手おめでとうございます。
これで、滑降、スーパー大回転それぞれ金メダルです。
これすごいです。

滑降と、スーパー大回転はスピード系の競技で、
高速でのスキーのコントロール、スピード感覚が大切ですが、
それを支えるのが、強靭な筋力と恐怖に負けない気持です。

しかも、座位のスキーでは、高速の場合健常者が滑る以上に
恐怖を感じると思います。
両足を使えないで山から高速で滑り降りる事自体、
有史以来二本脚で生きて来た人間にとって恐怖そのものです。

座位スキーはスキー板が一本になります。
板が一本と言う事は、雪面の状況への対応が難しいことや
カーブの時遠心力が一本のスキーにかかってしまうので
スキーのエッジの雪面への食い込みが鋭くなって
ターンスピードが通常のスキーより早くなると思います。
しかも今回のコースはかなり荒れていたと聞いています。

これを克服しての金メダルです、尋常ではありません、
凄いです。

所で、毎回パラリンピックは、オリンピックが終わってから
同じ会場で開催されるのですが、なぜ、オリンピックと
一緒にやらないのでしょうか。

健常者と一緒に競技すると言う意味では無く、
種目を調整するということです。
たとえば、スキーアルペンだったら、滑降、大回転、回転
座位滑降、座位大回転、座位回転の6種目。

種目が多くなりすぎるかもしれませんが、近年のオリンピックは
種目が増えすぎていると感じているので、オリンピックの
種目を昔のレベルまでへらして、パラリンピックの種目を
入れればいいと思うのです。

パラリンピックの選手のレベルが最近は凄く高くなってきて、
用具の進歩も著しいので、記録自体は健常者のオリンピックを
上回る事もあると思います。

開催する都市もオリンピックの後パラリンピックが続くと
経済的な負担も大変だと思います。

そもそも、オリンピックとパラリンピックを分けて考えるのが
間違っています。
人間は言語を獲得したため、言葉で物を考えることになり
その結果、物事を分けて考えるようになったのです。
「私」と「あなた」、「貧乏」と「お金持ち」、「不幸」と「幸せ」、
「生」と「死」。

分けて考えるので、本当の事が見えなくなってしまった。
2500年前に北インドでゴータマ・シダッルタは菩提樹の下で
その仕組みを見破ったのです。
「私」でもなく「あなた」でもない、「貧乏」でもなく「お金持ち」でもない、
「不幸」でもなく「幸せ」でもない、「死ぬ」のでもなく「生きる」のでもない。

「健常者」もなく「障害者」もないのです。

パラリンピックと言う名称も無く、だたの「オリンピック」でいいでしょう。
東京オリンピックから、そうすればいいと思っています。
きっと、すごく盛り上がります。
そうすれば、義足などが凄く発達すると思いますし、そうなれば
義足や車いすの性能があがり、ハンディがある人も
もっと快適な生活が出来るようになると思います。

今でも競技用の義足がすごく早いと聞いています。
もっと進化すれば100メートル8秒台とか出たりしそうです。

「うわ―すげー、8秒5だよ、」てな感じで、ビールも
美味しく飲めるというものです。

posted by 小太郎 at 10:56| Comment(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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