2014年03月24日

イチローって凄い

今朝、日本経済新聞 Web刊を読んでいたら、
ヤンキースのイチロー選手の記事が出ていました。

マリナーズ時代のイチローの同僚だった選手が
今もイチロー選手の事を気にしているという記事です。

我々が思っている以上にイチロー選手はマリナーズでは
尊敬されていたと言うことです。

その中でイチローの試合前のルーティンの話がありました。

プレ・パフォーマンス・ルーティンと言う行為の事を
以前書きました。
イチロー選手では、打席に立つ時にバットを
ぐるぐると回したり、
袖をたくしあげたりするおなじみの動作です。

その動作は調べた人がいて17種類で、かける時間も
毎回同じらしいです。
凄いですね。

プレ・パフォーマンス・ルーティンは毎回同じことをやる事で
緊張を抑える役割があります。

今までと同じ動作をする、それで上手くいって来たのだから、
今度も上手く行くに違いない、という心理です。

空き巣などの犯罪で、犯人は同じ手口で犯行を繰り返す事があります。
警察はその手口を見て同一犯と推定するのです。
前科のある犯人だったら、手口を見ただけで本人を特定できます。
それだったら、犯人側は毎回手口を変えればいいのですが、
これが出来ないのです。
今まで成功した手口を変えることの危険性を感じるからです。
人間は成功体験を繰り返すことで安心するのです。


イチローですが、驚くのは打席に立つときだけでなく、
普段の練習の時も、同じ時間に球場に行って、
決まった順番で同じ動作を決まった時間行うのです。
寸分の狂いもなくやるらしいです。
トレーニングに賭ける時間は正確そのもので、
チームメイトは時計代わりにしていたという事です。

しかも、体調の悪い時や、疲れている時も
そのルーティンを崩さなかったといいます。
それを、イチローは日本時代を合わせると
20年以上も続けて来たのです。
しかも、これらの行為は孤独に徹しないと出来ないでしょう。
他人と和気あいあいと言うわけには行かないですからね。

凄いですね。まるで修行僧のようです。
イチローのチームメイトはそれを見て、驚き、尊敬し、
みんな影響を受けたということです。

これを、習慣化といいます。
人生の成功法則と言われています。
辛い練習も、勉強も、仕事も、習慣化してしまえば
乗りきることが出来ます。
習慣化のコツは、イチローのように具体的な手順、
時間を決める事です。

たとえば、通勤の時に、車内でいつも同じ席に座って、
同じ時間に、お同じ鞄の
同じ所に、たとえば英会話の本を入れ、同じペースで勉強する。
それを、習慣化するのです。


イチローのルーティンは単に試合の緊張を緩和する為にだけ
やっているのではないのです。
彼の野球生活の流れの中でやっている習慣化の一つだったのです。




日本人選手が、そのチームでどれだけ影響力があったかを
計るのに、チームの選手がどれだけ日本語を知っているかを
見ればいいらしいのですが。イチローに関わった
選手は多少なりとも日本語を話すそうです。


イチローって 

すげえな―。

posted by 小太郎 at 11:16| Comment(0) | 孤独 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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