2014年04月01日

悪夢のパンケーキ

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昨日は、日中は暖かかった、と言うより暑かったですね。
海岸の水族館はお子様連れが有名なパンケーキ屋さんには
女子プラス彼女のお伴の男子の方々の長蛇の列が出来ていました。

今日は、春休みの最後の日で、天気は快晴、明日から消費税アップ、
なので混んでいるのだと思います。

しかし、このパンケーキ、僕は苦手ですな。
てんこ盛りのホイップクリ―ム、ウワー
見ただけで卒倒します、夢でうなされそうです。

海岸近辺ではトンビが空から、人間の食べ物を狙っているのですが、
さすがのトンビもパンケーキは食べないでしょう。

パンケーキにおいてはトンビと意見が一致しそうです。


夕方から従兄のスケッチの個展に言ってきました。
京橋で4月5日まで開いています。
父方のいとこで、本職は商業イラストレーターをやっていました。
風景のスケッチ画は本職では無いのですが
良いセンスをしています。

風景全体は透明感があるのだけど、中に描かれている人物の
生活の断片が現れていて、とてもいいです。

僕も高校生の時は美術を選択していて、油絵を描いていました。
年に6枚くらい絵を提出して評価してもらうのですが、
美術の先生が言うには、テストの前の期間に描いた絵は
みんな暗い絵になっているけど、夏休み前に描いた絵は
明るい絵になっている。
絵には、その時の描く人の心情が表れると。

確かにそうかもしれません。
暗い気持ちだと暗い絵に、なるし
明るい時は明るい絵になり、
上手く書いてやろうと思っていると、小手先で描いた
嫌味な絵になります。
絵はごまかせないのであります。

心の内が外に表れてしまうのは、絵に限りません。
話すことや、表情、仕草に出てしまいます。

でも、それを読み取ることは難しいです。
カウンセラーの基本は傾聴と言われています。
でも相手の話を聴くときに、なかなか素直に聴く事が出来ません。

人間はどうしても、自分の思い込みや先入観など
その時の感情のフィルターを通して話を聴いてしまいがちです。
だから相手のことを正しく理解できない事が多いのです。

詐欺師に騙されるときがまさにそうです。
まともに考えればありえない話に騙されてしまうのですね。

「何もしないでも投資金額が10倍になって帰ってきますぜ。
 お客さん、このチャンス逃したら二度とないですよ。へへへ」
とか言われると、普通ならあり得ない話も
自分の欲のフィルターがかかって信じてしまう。

オレオレ詐欺も、息子が困っている、大変だと、
緊急危機反応が、冷静な判断を阻害して信じてしまう。

詐欺師の術中にまんまとはまってしまうのです。

何事もそうですが、事実を自分の思惑とか、先入観とか
欲望とかを排除して、ありのままに認識することが
大切です。
相手の思っている事をそのまま感じることです。

とはいっても、それが出来ないのですね、
人間はどうしても二元的に物事を見たり聞いた入り
してしまうのです。

相手がいて、自分がいる。
相手が話している事を、自分が聴いている。
こういった、彼我の区別をつけたことから
人間の進化が始まったわけです。
彼がいるから自分の言う自己を認識できるのです。

相手と自分が一体になる事が大切である、
生死同一、彼我同一とか
禅の偉いお坊さんが言いそうですが、
我々凡人にはとても出来ません。

せめて、相手の話を聞くときは出来るだけ率直な気持ちで
聴くようにしたいものです。

それにしても、パンケーキだけは勘弁してくれ。


posted by 小太郎 at 09:43| Comment(1) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
産業カウンセラー倫理綱領第一条二項についての見解を求める
Posted by at 2014年06月13日 20:31
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