2014年04月23日

下手なカラオケ

昨日の朝は青空も出ていて良い天気だったのですが、
午後から天気が悪くなって雨が降ってきて
おかげで、傘を持って出かける羽目になりました。

今日も朝は良い天気で青空が出ています。
天気予報を見たら今日は一日晴れるようです。
よかったです。

昨日はまたまた、友人と場末の焼き鳥屋→場末のスナック
の場末コースで遅くまで音痴の歌を歌っていました。

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この場末のスナックは、席が6席くらいしかない
小さなスナックで、70歳近いおばちゃんがやっています。
そして、いつもお客はいません。

不思議なスナックです。
もしかしたらスナックなどなくて
僕らは狐に騙されているのかもしれません。
なぜか、宮沢賢治の「「注文の多い料理店」を思い出してしまいました。
恐ろしい。

でも昨晩は先客が2名いました。
これでこのスナックはほぼ満員です。

カラオケでは“どうしてこんなに悲しいんだろう”
は必ず歌います。


このスナックは年齢層が異常に高いので、
吉田拓郎の曲を歌うと、

「 お! 最近の歌か? フォークだな 」

みたいな反応が出るので、

「え!いや、まあそんな感じですけど 」

と言葉を濁しつつ、歌わなければなりません。
恐るべし。


いつから人間は歌を歌うようになったのだろうと
いつも思います。

そもそも地球上の生物で、歌を歌うのは人間だけです。
鳥のさえずりや犬の遠吠えなどは、歌っぽいですが、
彼らが意図的に旋律を意識して出しているわけではありません。

私の仮説では、歌は言語を獲得して、言語の持っている抑揚などから
自然に発生したのだと思っています。
その言語はいつごろ人間が獲得したのかは
未だに分かっていません。

いずれにしても、人間は歌を歌うことで辛い事や悲しい事を
ある程度軽減できたり、うれしい事、楽しい事をみんなと共有
出来たりします。

聴覚は大脳辺縁系に直結しているので、
感情を直接訴えかけることが出来るのです。

“どうしてこんなに悲しいんだろう”とか
”津軽海峡冬景色“とかカラオケで歌う歌は
悲しい歌が多いですよね。( 昨夜の選曲です )
悲しい系の歌って日本人は結構好きですよね。
まあ、日本は 「 わび・さび 」の文化なので
寂しい、悲しい系が好きなのかなと思います。

でも、なんで寂しいとか悲しいとかが好きなのでしょうか。
僕の仮説ですが、以前にもこのブログで書きましたけど、
「 同質の原理 」が働いているのだと思います。
悲しいときは、悲しい曲を聴くと癒されるという事です。
自分の精神状態に近い曲を聴くのです。
みんな悲しいんだよと悲しみが共有できたり、自分の気持ちを
代弁してもらったり、薄まったりする効果があります。

今、そういう気持ちでなくても、誰にでも過去に悲しい出来事や
辛い出来事があったと思います、
その心の傷が残っていて、今、昔の悲しい思い出を
歌を聴いて、あるいは歌って癒すのが心地よいのかもしれません。

と、ここで都はるみの“浪速恋しぐれ”を歌いたくなっちゃたな。

芸のためなら女房も泣かす〜〜♪

って朝から何歌ってんの。

posted by 小太郎 at 11:25| Comment(0) | 居酒屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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