2017年09月11日

ほんたうのほんたう

最近、昔読んだ本を読みかえしています。

その時読んだ本、感動したとか、良かったとか、
考えさせられるとか、ジーンときたとか、
面白かったとか、、、
そういった記憶ってありますよね。

それで、その本を今読んだらどう感じるかなと、、、。
人間は日々変わっていくので、
今の自分が読んだらどんな風に感じるかなって。

この前のブログで生涯一押しの本と言うのを
紹介しましたけど、
ここクリックね → 生涯一押しの本

今日のは、生涯二押し?? の本です。

「 銀河鉄道の夜 」

この本は小学生の時に読んで、それから大人になるまで
もう何十回と読みました。

IMG_7890.JPG
( 探しても見つからなかったので、新しく文庫本を買いました
 これはブルカニロ博士が登場しないバージョンです )


やっぱり、子供の頃に読んだ本って、
印象に残るのかなと思います。

銀河鉄道の夜は
宮澤賢治の代表作でジャンルは童話となっています。

でも、これ童話なのかな?

これ、大人向けの本だよね。

宮沢賢治の宗教的な背景もあるし、
彼の生死に関する考え方とか感じ方とか、
それから彼の他の作品も読んでいないと
よく分からないと思うのですけど。

そもそも、この作品はまだ未完成で、残された原稿にも
推敲を重ねた後があります。

なので、銀河鉄道の夜は読んだ人ごとに、
年を取るごとに解釈が違ってくる作品だと思います。

でも、科学者であり宗教家であった宮沢賢治が
追い求めていた
「 ほんとうのほんとう 」ってなんだったんだろうと、
改めて思いました。


皆様も秋の夜長は、昔読んだ本をもう一度
読み返してはいかがでしょうか。

あらたな感動や発見があるかも、、、、、

知れません。





posted by 小太郎 at 10:06| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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