その時読んだ本、感動したとか、良かったとか、
考えさせられるとか、ジーンときたとか、
面白かったとか、、、
そういった記憶ってありますよね。
それで、その本を今読んだらどう感じるかなと、、、。
人間は日々変わっていくので、
今の自分が読んだらどんな風に感じるかなって。
この前のブログで生涯一押しの本と言うのを
紹介しましたけど、
ここクリックね → 生涯一押しの本
今日のは、生涯二押し?? の本です。
「 銀河鉄道の夜 」
この本は小学生の時に読んで、それから大人になるまで
もう何十回と読みました。
( 探しても見つからなかったので、新しく文庫本を買いました
これはブルカニロ博士が登場しないバージョンです )
やっぱり、子供の頃に読んだ本って、
印象に残るのかなと思います。
銀河鉄道の夜は
宮澤賢治の代表作でジャンルは童話となっています。
でも、これ童話なのかな?
これ、大人向けの本だよね。
宮沢賢治の宗教的な背景もあるし、
彼の生死に関する考え方とか感じ方とか、
それから彼の他の作品も読んでいないと
よく分からないと思うのですけど。
そもそも、この作品はまだ未完成で、残された原稿にも
推敲を重ねた後があります。
なので、銀河鉄道の夜は読んだ人ごとに、
年を取るごとに解釈が違ってくる作品だと思います。
でも、科学者であり宗教家であった宮沢賢治が
追い求めていた
「 ほんとうのほんとう 」ってなんだったんだろうと、
改めて思いました。
皆様も秋の夜長は、昔読んだ本をもう一度
読み返してはいかがでしょうか。
あらたな感動や発見があるかも、、、、、
知れません。