僕は読書が大好きなのですが、
映画を見るのも大好きです。
映画で大切なのは、俳優や監督、、ですが、
一番大事なのは脚本だと思っています。
この前のブログでも書きましたけど、
先日、「敵」って言う映画を持た時に、
最後の、一瞬に大切な場面があって、
あれは何だったの?
と思ったけど、何しろ原作が筒井康隆だから、、
それを考えたら、、そうなんだ、、って理解したのですが、、。
ここクリックしてね → 敵
でも、あとで、ずーっと疑問だったので筒井康隆の「敵」を
読んでみました。
筒井康隆は、子供の頃よく読んでいて「東海道戦争」とか、
「時をかける少女」とか、、SF作家だったのですよね。
当時生意気な子供だった僕はSF小説に凝っていて、
星新一、小松左京、光瀬流、半村良、豊田有恒、眉村卓、山田正樹、
平井和正、とかとかとか。
その中でも筒井康隆は、ちょっと変わっていて、っていうか
ハチャメチャな所があって、それがまた良かったのですよ。
で、「敵」は筒井康隆原作だって言う事で、、
まあ、そう言う目で観ると、、つまりハチャメチャ系って事ですが、
最初は、小津安二郎の「東京物語」っぽくて、
あれれ?
と思ったのですが、
だんだん筒井康隆っぽくなってきて、安心?してきて、
最後の場面が、さすが元SF作家っていう感じで感心したのですが、
でも、あれ? 僕の解釈でいいのかなって思って、
原作を読んでみて驚きました。
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最後の場面は、原作にはなかったのです!!
ウヒャー!
監督、脚本は吉田大八さんです、、凄いよね、、
もう、筒井康隆を超えちゃったね。
他のストーリはほぼ原作の通り尚ですが、
最後の場面が( 映像では一瞬ですけど )
筒井康隆以上に筒井康隆だったって感じの映画でした。
吉田さんは、筒井康隆の大ファンだそうで、
この場面、昔の筒井康隆的で、、、凄く良かったです。
やっぱこうでなくちゃね、、、って感じでした。