この前のブログで、
「敵」って言う映画を観た話を書きましたけど
その映画の原作者が筒井康隆でした。
彼の本は子供の頃よく読んでいて、
もう一度読み返してみようかなと思って
本棚を探したのですが、さすがに見つかりませんでした。
( 中学校の頃だと思うので、多分母親が捨ててしまったのだと思います)
中学生の僕の部屋は、本が散乱、、っていうか埋もれていたので
何時も母に「 いい加減に整理しなさい!!!! 」
とガミガミ言われていて、
業を煮やした母が処分してしまったのだと思います。
子供の本を勝手に捨てるってひどい母だと思いますが、
でも、僕は勉強なんて全くしなくて
本ばかり読んでいたので、まあ、仕方がないかも。
しかも、日本文学全集とか優等生が読むような本だったら、
まあよかったのだと思うのですが
筒井康隆の本なんて、もうハチャメチャだし、SF小説なんてろくでもないと
思っていた大人も多かったし、、。
( 筒井先生ごめんなさい 先生の小説は斬新すぎて
当時の人には理解できなかっただけだと思います )
で、本棚を探している時に、「 中国故事物語 」を発見!したのです。
この本は中学、高校生の時に、もう何度も何度も読み返して、
多分、生涯で一番読み返した本だと思います。
( これは名著です )
母もさすがに、中国故事、、、?? 中学の漢文とか歴史の
何かだと思ったのか
捨てられずに済んだのでした。
中学生の年代は、第二次性徴期にあたるので
一番、センシティブな時期で、
いろいろと影響を受けやすい期間だと思います。
なので、その時に「中国故事物語」を繰り返し読んだ僕の頭の中は
中国故事物語的になってしまって、今の頭の中も
基本的に中国故事物語になっているのです。
特に荘子の「胡蝶の夢」にはすごく影響を受けてしまって、
夢が現実か現実が夢かといった、絶対自由の精神っていうか、
相対的価値観の否定って言うか、、
>あのさ、黙って聞いてればさ、夢が現実で現実が夢って
訳分かんないこと言ってんじゃないわよ、
だからいつも、ボーっとしてんじゃないの?
なるほど、昨日も10時間寝ちゃったしね。。。
みなさま、寝すぎるとボーっとするらしいので睡眠時間もほどほどに
しましょうね。