いやはや、もう5月、今年もあっという間に過ぎて行きそう。
あーあ、もう春は終わって、初夏になっちゃった。。
こういう時いつも思い出すのは、まだ子供だった昔に読んだ
沢木耕太郎のノンフィクション「一瞬の夏」。
当時は沢木耕太郎にはまっていて、
ノンフィクションなんだけど、まるで小説みたいな、
読んでいると本の中に吸い込まれるようなかんじ、
それと文章が素晴らしかった。
お勧めは「テロルの決算」、これを読んで沢木のファンになりました。
それとこの「一瞬の夏」です。
才能あふれる、実在のボクサー「カシアス内藤」が再起するお話。
どこまでがノンフィクションなのか、フィクションなのか。。。
読み手を強引に引きずり込んでしまいます。
【編集部注】
以下、沢木耕太郎の「一瞬の夏」の話にふれますが
若干ネタバレが入っていますので、ご注意ください。
( 昭和56年だって、ウヒャー!もう40年以上前だよ〜!
この本は我が宇宙書房の在庫にあるのですが、
店主に売る気が無いので現在は販売しておりません )
世界チャンピオンも狙える、と言われたのに練習嫌いで
ボクシングに対する情熱もなく、早々に引退したのですが、
5年後にカムバックする話です。
さすがに5年のブランクは大きく、果たしてどうなるんだろ、、、。
内藤の挑戦は、何だったのか、そしてそれは、夏の暑さのように
過ぎ去って見れば、一瞬の出来ごとだったのか。
まあ、確かそんなお話です、、彼の取り戻したかった青春は
一瞬の夏だったんだと、、。
( これ、、ネタバレではありません、僕の記憶も定かではなくて
個人的な思いも入り込んで、勝手に脚色しちゃっているかも )
まあそういう事で、季節の終わりごとに、僕は
「一瞬の夏」を思いだすのです。