読書週間だから一週間で終わりかと
思っておられると思いますが、
実は10月27日から11月9までの
2週間なのです。
読書週間はもともと、大正時代に始まった図書館週間
が元になっています。
図書館週間は戦争中は中断していましたが
戦後、読書週間として復活したのです。
歴史は古いのです。
日本人は、読書好きの国民なのですね。
読書の秋と言いますが、
涼しくて、どこか物悲しいこの時期
読書には最適の季節です。
でも、最近は本を読む人が減っているようです。
一年間に一冊以上本を読む人の割合は2割程度だそうです。
いやはや。
僕は、本好きで古本屋の店主でもあるので
とても残念に思っています。
本を読むって、こんな楽しい事はないのに、
もったいないな。
でも、昔と違って娯楽が増えているし
本なんか読んでいる暇はないのかもしれません。
電車の中、とか、待ち時間とか、昼休みとか
授業中とか、、、、オッと間違えた。駄目ですよ
授業中に本読んだりしたら、こら!
とにかく、空いている時間に本を読めたのですが
今やその時間はスマホに占領されているのかも
知れません。
( 24年前に読んだ本。著者は子供の頃片目を失明して、
もう片方の目も失明すると言われ目が見えるうちに、
本を読んでおこうと思ったという。1354冊の書評集です )
「 本なんか、つまらないし第一読むのが
かったるいよー 」
分かります、その気持ち良くわかります。
つまらない本は、本当につまらないです。
良い本は本当に感動しますが、そうでない本は
ロクなものではありません。
くだらない本を読むことほど人生において
無駄なことはありません。
面白い本、良い本を読まなくてはいけないのです。
しかーし、これが難しいのです。
本は、読んで見なくては分からないですからね。
よく、新聞とか雑誌やネットに書評とか出ていますけど、
結構これがあてになりません。
人それぞれ感じ方が違いますからね。
僕の経験から言うと、これは面白いなと思ってよんだ本を
10冊読んでも、よかったと思う本は1冊あるかないかです。
効率悪いですよね、人生は短いのに良い本を読める機会は
きわめて少ないのです。
これは、女性にも言える事です。
美人で、明るくて、可愛くて、性格が良くて、
優しくて、頭がよく、冗談も通じて、真面目で、
料理がうまくて、献身的で、丈夫で、、、、
こんな女性に巡り合う確率は一兆分の一くらいしかありません。
しかも、人生は短い。
そう考えると、良い本に巡り合う機会の方が
圧倒的に多いと思います。
なので、皆さん本を沢山読みましょう。
これ、全然説得力がないね。
* 宇宙書房からのお知らせ。
写真の「量書狂読」は続編「またも量書狂読」
「ここから始まる量書狂読」と続いています。
我が宇宙書房には「量書狂読」の第一版第一刷が
在庫でありますが、店主に売る気が無いので
現在販売しておりません。